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アメリカ人にとって、11月といえはやっぱりサンクスギビングだし、日本に来てからサンクスギビングをちゃんと祝ったことないのに毎年11月になるとパンプキンパイとかピーカンパイとかサンクスギビングの定番デザートが作りたくなる。サンクスギビングの定番デザートの中で、明らかにパンプキンパイの方が人気あるんだけど、個人的にピーカンパイの方が美味しい。 確かにレシピによってピーカンパイが甘すぎる可能性もあるけど、ピーカンパイは色々なアレンジ仕方があるので、甘さを少し控えるために塩辛いベーコンをトッピングに加えたりウイスキーでフィリングの味を引き締めたりすることにした。正直に言うと、ピーカンパイは決して日本で簡単に作れるスイーツだとは言えない。例えば、ピーカン自体は普通の日本のスーパーでなかなか見つからないものなので、結局ネットで買ったんだ。それに、本来はコーンシロップを使って焼くけど、コーンシロップも日本ではなかなか見つからないものなので、メープルシロップでアレンジしてみた。アメリカの伝統的な朝食シロープかけたホットケーキのベーコン添えを食べたことある人が知っているように、塩辛いベーコンがメープルシロップの甘さによく合うので、このようにアレンジしたら、さらに美味しくなった。
ベーコンといえば、アメリカではベーコン加えば何でもさらに美味しくなると思う人が結構いるし、チョコチップクッキーを含めてベーコン味の○○○が大人気だ (笑) ベーコン入りスイーツが日本人に奇妙に聞こえるかもしれないけど、塩ポップコーン+キャラメルポップコーンのミックスと大体同じ感じにベーコンの塩辛さと旨みが甘いものによく合うし、ピーカンパイみたいな凄く甘いレシピの場合、ベーコンを入れるとその甘さを少し控えるために役に立つ。もちろん、ベーコン入りピーカンパイレシピよりラムとかバーボンとかウイスキーとかお酒入りピーカンパイレシピの方が多いんだけど、ベーコンと同じようにお酒もピーカンパイの甘さの相殺に役に立つ。家にもうウイスキーあったので今回ウイスキーのを使うことにしたんだけど、ウイスキーの味がベーコンの味にもピーカンの味にもぴったりだった。
ベーコンもウイスキーもメープルシロップもピーカンもそのまま美味しいからこそ全部合わせるときっと最高に美味しいだろうと思っていたんだけど、これまでパイを何年も作っていなかったので、最初は少し心配していた。でも、作ってみた結果が素晴らしく美味しかったので、結局心配いらなかったみたいだね。焼いている途中でパイ生地の底が少し割れてフイリングが皿の底にくっついて皿から出しにくくなってしまったかと心配していたけど、友達のホームパーティーにこのパイを持っていったら、切り始めるやいなやみんなに食べられちゃって、切ったパイの写真も撮るチャンスなかった(笑) しかも、パーティーの後でパーティーの主催者にパイのレシピを教えてくれと言われたし、それは大成功の証拠だよね!
生地については、もちろん好きな生地のレシピ、市販のパイシート、冷凍パイ皿などでも使用できるけど、以下のレシピの生地がとても美味しいから作ってみることがおすすめでよ!ウォードカー入りパイ生地が知っている人もいるかもしれないけど、ウォードカーと同じようにウイスキーをパイ生地に入れるとさらにサクサクになる。それに加えて、このパイ生地のレシピでパイの二つ分が作れるし、一つ分を冷凍機に保存したら今度このパイを作る時にとても簡単に作れるし、一回友達や家族にこのパイを食べさせてあげたらまた作るよう頼むに違いないので、とても便利なレシピだよ(笑)
- パイ生地 (パイの二つ分なので半分を冷凍機に保存して今度パイを作るときに使用)
- 薄力粉 320 g
- グラニュー糖 小さじ1
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
- 塩 小さじ1/2
- 角切りした冷やした無塩バター 85 g
- ショートニング 85 g (大さじ6)
- ウイスキー 大さじ4
- 冷水 大さじ4~6
- フイリング:
- 卵 4個
- ブラウンシュガー(なければ三温糖) 50 g
- グラニュー糖 50 g
- 塩 小さじ1/2
- メープルシロップ 237 ml
- 溶かした無塩バター 28 g
- ウイスキー 大さじ2
- バニラエッセンス 小さじ1 tsp
- 刻んだピーカン 109 g
- トッピング:
- ブラウンシュガー(なければ三温糖) 67 g
- 無塩バター 28 g
- ベーコンを焼くときに出る脂肪 大さじ1
- ハチミツ 大さじ3
- 角切りしたベーコン 150 g
- ピーカン 173 g
- 生地を作る:大きいボウルに薄力粉、グラニュー糖、ベーキングパウダー、塩を入れて混ぜる。バターとショートニングを加えて、パラパラとしたバターの粒が残る程度の状態までパイ皮練り器で切るように粉類と混ぜ合わせる。
- ウイスキーを大さじ2杯加えて、フォークで混ぜる。冷水を大さじ2杯加えて、フォークで混ぜる。残りのウイスキーと冷水の大さじ2を杯加えて、2杯加えるごとに混ぜる。
- 必要であれば、様子見ながらひとまとまりになるまで残りの冷水を大さじ1杯ずつ加えて、1杯加えるごとに混ぜる。
- 生地を二等分して、ラップで包んで、半分を後日の使用のために冷凍機に入れておいて、半分を冷蔵庫で30分~一晩くらい冷やす。
- 冷やした生地を冷蔵庫から出して、ラップを外して、粉をまぶした台の上でパイ皿より少し大き目に伸ばす(★粉をまぶせずラップに挟んで伸ばす方法が知りたい人は下の「コツ・ポイント・注意点」をご参照)パイ皿に敷き込んで、冷蔵庫で冷やしておく。
- フイリングを作る: オーブンを180Cに予熱する。
- 市販の刻んだピーカンなければフードプロセッサーで109gのピーカンを刻む。
- 大きいボウルに卵を入れて、ハンドミクサーで軽く泡立てる。
- ブラウンシュガー、グラニュー糖、塩、メープルシロップ、溶かした無塩バター、ウイスキー、バニラエッセンスを加えて、泡が立てるまで泡立てる。
- 刻んだピーカンを加えて、まんべんなく合わさるまで混ぜる。
- 冷やしたパイ生地にフィリングを流し入れて、パイ生地の端が焦げないようにアルミホイルでカバーして、予熱したオーブンで35分ほど焼く。
- トピングを作る:角切りしたベーコンを焼いて、焼き上がったらベーコンから出た脂肪を捨てないで下さい。
- 鍋にブラウンシュガー、無塩バター、ベーコンから出た脂肪、ハチミツを入れて、ブラウンシュガーが溶けるまで中火で煮る。火から外して、ピーカンとベーコンを加えて、混ぜて、パイのフィリングの上に載せる。
- パイ生地の端をまたアルミホイルでカバーして、ピーカンとベーコンが焦げないように注意しながら180Cに予熱したオーブンで15分〜20分ほど焼く(最後の5分はホイルなしで焼く)
- 焼き上がったパイを3時間〜一晩くらい休ませたら出来上がり☆
★粉をまぶせずラップに挟んで伸ばす方法:粉をまぶした台の上で生地を伸ばすことが難しい場合、ラップ二枚の間に冷やした生地を挟んで、そのままイ皿より少し大き目に伸ばして、パイ皿に敷き込みやすくなるまで冷凍機で冷やす。冷やした生地を冷凍機から出して、ラップの一枚を外して、パイ皿に敷き込んで、残りのラップを外す。
Recipe adapted from http://www.bakeitwithbooze.com/2013/01/whiskey-bacon-pecan-pie-with-tullamore.html and various pie recipes I have had copied on Post-it notes for years now
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